3つのホルモンが影響
心と体のゆらぎは、主に3つのホルモンのバランス変化によって起こります。
ESTROGEN
(女性ホルモン)
急激な減少が主な原因。
自律神経が暴れ、気分も身体も乱れます。
OXYTOCIN
(安心・愛情ホルモン)
幸福感や安心感をもたらすホルモン。
エストロゲンと共に低下しやすい。
SEROTONIN
(安定ホルモン)
精神の安定を司るホルモン。
不足すると気分の波が激しくなります。
心のゆらぎのメカニズム
エストロゲンが下がる
オキシトシンの分泌も落ちる
セロトニンも減る
気分の波が激しくなる
一気に心が不安定に
今日からできる対処法
1. エストロゲン様作用を高める
- 大豆食品(味噌・豆腐・豆乳・納豆)
- 適度な運動(エストロゲン受容体の感度UP)
- 体を冷やさない(血流改善)
2. オキシトシンを増やす
- 深い呼吸
- 人との穏やかな会話
- 子どもやペットとのスキンシップ
- 家族の優しいタッチ
- 温かい飲み物・ゆっくりお風呂
3. セロトニンを増やす
- 朝の光を浴びる(5〜10分)
- 散歩(リズム運動)
- 姿勢を整える
- 深呼吸(4秒吸って、6秒吐く)
- トリプトファンを含む食べ物(卵・バナナ・豆類など)
積極的に摂りたい栄養素
鉄分
不足すると気分の上下が3倍に増幅。全身の酸素不足で疲れやすくなります。
ビタミンD
不足すると気分が落ち込みやすくなります。朝の日光浴で生成可能です。
マグネシウム
不足すると体が緊張状態に。ストレス、コーヒー、加工食品で失われやすいです。
ビタミンB群
(B6・B12・葉酸)不足すると体が疲労感を感じやすくなります。
亜鉛
不足するとホルモン合成が弱くなります。
サプリや生薬の考え方
ホルモンを作る・補うだけでなく、
あくまで「巡りを良くする」ためのものと考えましょう。
命の母(赤)
漢方・生薬気・血・水の巡りを整えます。
特に冷えに効果的。
エクエル
エクオール含有食品大豆イソフラボンから「スーパーイソフラボン=エクオール」を作れない人(日本人の約50%)向け。
命の母が効かない場合はこちらを試す価値あり。
イライラが強い場合
特にイライラが強い人は、エクオール非生産体質(大豆を食べても体内でエクオールを作れない)である可能性があります。
その場合、「命の母」や大豆食品だけでなく、エクオールそのものを補う必要があります。
その他の選択肢
- 加味逍遙散(漢方)
- ブラックコホシュ(ハーブ)
- 鉄分補給
エクオール生産体質かどうか
検査キットにより確認可能です。
大豆をたくさん食べる
サプリ(エクエル等)を摂る
生活習慣を見直す
不調の原因は、ホルモンの問題1割 × 生活習慣の負荷9割
とも言えます。
交感神経(戦闘モード)がずっとONになっていませんか?
こんな「負荷」がかかっていませんか?
- 常に誰かに呼ばれている・対応が必要
- 着替え・食事・安全管理に追われている
- 急な感情変化(泣く・怒る)への対応
負荷を下げるための改善策
子どもの元気 = ママの刺激量に直結します。
- 子どもの声が届かない場所を1日30分でもつくる
- 夜、ごはんのあとは家事をしない
- 家で静かになる時間を作る(または朝や土日に連れ出す)
避けるべきNG生活習慣
- 睡眠負債(寝不足・質の低下・寝ながらスマホは完全NG)
- ひとりの静かな時間ゼロ
- 不規則な食事(抜く・不規則・バランスが悪い)
- 座りっぱなし & 運動ゼロ
- 冷え
- 気を張り続ける生活
食習慣の改善
体を温める「陽」の食材
命の母の代わりとなる、巡りを良くする食材です。
避けるべきNG習慣
- 白いものを先に食べる(うどん、砂糖、菓子パンなど)
- 空腹時のカフェイン(自律神経の悪化)
- 冷たい飲み物・食べ物(冷え)
- 食事中のお茶・コーヒー(鉄分の吸収阻害)
- 加工食品(揚げ物・ファストフード・菓子パンは本気のNG)
- 大量の乳製品(腸内環境悪化の懸念)